▼詳細
赤武酒造は、三陸海岸沿いの岩手県大槌町で1983年創業の歴史をもつ。代表銘柄「浜娘」の醸造元として知られるが、蔵は2011年の東日本大震災で津波にのまれ、流失。被災蔵として、ゼロからの出発を余儀なくされる。蔵が再建されたのは、2年後の2013年。大槌町から盛岡市内に移転した復活蔵で、次期蔵元の長男、古舘龍之介さんが立ち上げた新ブランドが「AKABU」だった。 定番の中心は、「結の香」「吟ぎんが」に代表される岩手県産米使用の特定名称酒。みずみずしい果実香、軟水仕込みならではの柔らかなタッチに誘われ、すいすいと杯がすすむ。魚介類との抜群の相性は、海の酒ならでは。2014年のブランドデビューから間もない17年には、岩手県新酒鑑評会で最高賞受賞の快挙を達成!