ボンヌ マール09ルイ ジャド
▼価格 ¥41,800
▼詳細
かつてマルサネ村にあり、マルサネ・ロゼの生産者としてつとに名声を誇っていたドメーヌ・クレール・ダユは、相続上の問題が生じ、1985年、その所有畑をルイ・ジャド社に売却し、ドメーヌ・ルイ・ジャドとなりました。
その後も高品質なワインを生産するには自社畑の拡大が必要と考えたルイ・ジャド社は、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ、シャペル・シャンベルタン、ミュジニー、ボンヌ・マールなど、銘醸畑の獲得に努め、近年では、ムルソー・ポリュゾ、ムルソー・ジュヌヴリエール、ポマール・リュジアン、ポマール・プティ・ノワゾンを得て、ヴォーヌ・ロマネ村を除き、コート・ドールにある銘醸地のほぼすべてをポートフォリオにおさめました。
約15haのボンヌ・マールは、シャンボール・ミュジニィ側に13.5haとモレ・サン・ドゥニ側に1.5haにまたがっているグラン・クリュで、それほど強調されることではありませんが、土壌に含まれているカルシウムがシャンボール・ミュジニー村のワインに繊細さを与え、また、ミュジニーと比べると、ボンヌ・マールはより力強く、また非常にエレガントです。
典型的なボンヌ・マールは、力強く豊満で粘性があり、豊かなタンニンを持ち、香りと味わいの素晴しい潜在能力を完全に発揮するには長い時間が架かるといわれます。
ドメーヌ・ルイ・ジャドの手がけるボンヌ・マールは、力強く、繊細なスミレや、赤い果実を思わせる芳香を漂わせ、非常にバランス良く、口中には果実風味が溢れ、また、長い余韻に感じる上品なタンニンが特徴的で、最適な環境下では15〜20年の向上を続ける長期熟成型ワイン。